もう20年以上前になりますが、寄生獣という漫画が当時連載されていて大人気でした。そして、最近になってアニメ化がされて実写映画にもなりました。
急に寄生獣が復活してきた印象なのですが、なんと新しく漫画作品の方も出ています。これから寄生獣がどうなっいていくのか、気になるところです。
ここでは、寄生獣の謎とストーリーについて考察し、これから続編はどうなるのかお話しします。原作漫画は20年以上前に完結したとぞと、突っ込まれそうですが、実際に新作と呼べるような漫画が出てきているのです。
寄生獣はどのようなストーリーだったのか?
寄生獣のストーリーは、ある日謎の生物が空から飛来してきたところから始まります。その生物は人間に寄生する能力を持っていました。
寄生するのは人間の頭部であり、さらに人間に寄生した生物は人間を捕食していきます。ところが、頭部への寄生を失敗するものがいて、主人公の新一は右手に謎の生物が寄生する状況になります。
新一は右手の奇妙な生物をミギーと呼んで共同生活を始めます。ある時、街中を歩いているとミギーは仲間がいると言い出します。
ミギーは、仲間の生物の信号を感じ取ることができて、実際に対面しますが、相手は人間の頭を乗っ取って寄生した恐ろしい生物でした。
その生物は人間の脳である新一が、生きたままでいることを危険だと感じて、攻撃してきます。ミギーはなんとかその生物を倒しますが、それから頭を乗っ取った生物たちと戦うことになってしまいます。
その後、人間の脳を奪った生物たちは知能が発達しており、職員になりすまして市役所を乗っ取ってしまいます。そして後藤と呼ばれる生物が、新一を殺しにやってきます。
新一とミギーは、多くの戦いを繰り広げていて、謎の生物たちとの戦いに慣れていましたが、後藤には頭だけではなく、両手両足にも謎の生物が寄生していました。
新一とミギーは、作中最強の後藤との戦いに苦戦します。しかし意外な方法で倒すことに成功すると、謎の生物とは会わなくなります。
謎の生物たちは、人間を捕食しなくても生きていけるように体質が変化していたり、新一たちと戦う理由がなくなったのでした。
寄生獣の謎について
寄生獣はスケールの大きい長編漫画でありながら、綺麗に終了しています。これが現在でも評価されてアニメや実写映画化に繋がりました。
しかし、完璧に綺麗に終了したわけではありません。謎がいくつか残っているのです。
まず、後藤は頭の部分を手足にいる他の生物と入れ替わることができます。
新一たちは最初は三木という生物と戦って勝利しましたが、頭が後藤に入れ替わると、強力な後藤の能力に苦戦しました。
この頭の部分が入れ替わることができるのが、不自然な設定です。もしかしたら、ミギーが後藤に代わって頭になる予定だったのではないか?と言われています。
実際、ミギーは後藤の体内に取り込まれてしまいます。結果的に体内に取り込まれたおかげで、後藤を倒せましたが、実は新一とミギー率いる謎の生物たちとの新たな戦いの話が、用意されていたのではないかという謎があります。
ですが、あれ以上話を広げ過ぎないで、終わらせたのかもしれません。
また、空から飛来した生物が何物であるかは説明されていません。その生物たちは人間の頭に寄生することしか考えていなかったので、その裏に黒幕がいてもおかしくありません。
さらに、謎の生物の中でも特に頭が良い、田宮良子は自分たちに繁殖能力がないことを不思議に感じていました。
ミギーが眠るということで話が終わりましたが、またミギーが目覚めて新たな話が始まる可能性もあります。
寄生獣の続編は既にある?
寄生獣という漫画ですが、その続編というか、スピンオフの漫画が実は最近になって作られています。しかし残念ながら、それらは原作者の岩明均さんによって描かれた漫画ではありません。
別の漫画家によって、ネオ寄生獣、寄生獣リバーシなどのスピンオフが作られています。ですが、話の内容は原作で語られていないストーリーなので、ただのスピンオフとは呼べない感じがあります。
それらの漫画を描いた人によると、かなり自由に描いていいという縛りだったようなので、描こうと思えば、後藤を倒した後で、ミギーが目覚めた時の話などを描けることになります。
でも、現在のところは、スピンオフという形になるようです。または、サイドストーリーとも言えるようです。それから、寄生獣ですから、岩明均さんの原作の話に寄生した話なんてことも言われているようです。
そうだと、寄生した続編とも言えるでしょうか。
岩明均さんは現在、別の長編漫画を執筆中であり、寄生獣の続編は頭にないようです。
岩明さんの還暦を過ぎた年齢を考えると、続編は新しい世代の漫画家が描いた方が良いかもしれません。今でも面白いストーリを作ることができる、漫画家は多くいるはずなので、新しい世代が作り出す続編に期待したいところです。
まとめ
傑作漫画「寄生獣」のストーリーについての考察と、その謎の話をしてきました。そして、続編についての話でした。
スピンオフ的な話を描くのは良いのですが、どうせなら若い優秀な漫画家によって、原作のストーリーのその後を描いて欲しい気がします。
20年以上前の原作に関わらず、アニメ化と実写映画化で盛り上がったのですから、正式な続編にも期待したいです。
しかし、岩明均さんが原作で散りばめた、作中のストーリーの布石とその回収の仕方は今見ても見事です。シンプルな作画ではありますが、コマ割りの展開も劇的で素晴らしいです。
偉大な原作があるので、続編を作るのに反対なファンも多いようですが、それも分かる気がします。
続編の前に原作漫画版のリメイクを作るのも良いかもしれません。可能性はいろいろあります。
コメントを残す