漫画「高嶺のハナさん」は作者・ムラタコウジによる新感覚ラブコメで、2021年にBSテレビ東京で泉里香さんを主演にしたドラマも制作されました。
会社のエースであり誰もが憧れるスーパーOL「高嶺華」と、その部下であるダメダメ社員「弱木強」の恋愛模様がギャグ全開で描かれています。
さらに二人の周りの一癖も二癖もあるキャラクターたちによって華と弱木の関係は振り回されて……
一度読めばハマること間違い無しの「高嶺のハナさん」の魅力を考察していきます。
目次
みんなの憧れ!バリキャリOL高嶺華の本当の姿とその魅力を考察
主人公の高嶺華はお菓子メーカーに勤める27才。
商品企画部に所属する彼女が企画したお菓子は全てが大ヒット、誰もが憧れる完璧無双の超バリキャリ(バリバリのキャリアウーマン)OLです。
モデルのような美しさと仕事の実力を合わせ持った彼女は会社内で高嶺の花として君臨していました。
しかし内面では部下であるダメダメ社員「弱木強」に恋をする純情乙女だったのです。
仕事の能力とは裏腹に恋愛面では小学5年生レベルの華は会社では商品企画部のダメ社員である後輩弱木を冷たく叱り飛ばしますが、帰宅すると彼への愛に悶え自分の態度を後悔する毎日です。
華の最大の魅力は何と言っても見た目と内面のギャップ!
会社ではスーツを着てビシッと決めている華ですが、自宅は可愛い部屋着に身を包みぬいぐるみを抱きしめながら恋愛マニュアル本で勉強をするという乙女っぷりを発揮します。
そして実は会社でも弱木のこととなると心のなかでテンパっている華。
いつものように決めているつもりで、あっさりとボロが出ているところも華の可愛いポイントです。
華の弱木への気持ちはどうなるのか、そして華の恋愛能力は小学5年生レベルから成長できるのか今後の展開が楽しみです。
華と弱木、両片思いの二人!恋の行方は?
弱木への思いを心のなかで募らせていく華ですが、実は弱木も華のことが大好きです。
華の恋愛偏差値が小学生レベルなら弱木は仕事の能力が小学生レベルであり、彼のダメ社員っぷりは群を抜いています。
新商品のアイディアやプレゼンでも小学生並のことを平気でしでかしたり、社会人にもなってお年玉をもらっていて周囲からドン引きされる弱木。
そんな弱木は自分とは真逆で仕事のできる華に憧れと恋愛感情を抱いています。
ですが華は彼のそういうダメっぷりに表面では怒りつつ心の中で可愛さに悶えているのでした。
また仕事のできない弱木ですが真面目で家族を大切にする純粋な好青年であり、華が好きになるのも納得の良キャラクターです。
両片思いである華と弱木の二人は共同でプロジェクトを任されたりしながら少しづつ距離を縮めていきます。
お互いの気持ちにちょっとづつ気づきながらもギャグのような噛み合わなさで進んでは戻る華と弱木の恋愛は、読んでいて笑えつつも微笑ましいです。
ですがそれぞれの恋敵がこの小学生レベルの恋愛に参戦していくことで、事態はカオスな方向へと進んでいき……
お互いの思いを伝え合った先に二人の恋がどうなるのか、そしてライバルたちとの関係がどうなるのか注目です。
脇を固めるサブキャラクターたちも魅力的
イチゴちゃんこと「天井苺」は華たちと同じ会社の総務であり「高嶺のハナさん」の中でも高い人気を誇るキャラクターです。
小学生の頃から圧倒的な可愛さで男子はおろか担任の先生まで魅了してきたイチゴちゃん。
面倒な仕事は昔から周りの男が率先してやってくれるため、イチゴちゃんは人生のイージーモードを確信していました。
しかし弱木だけが自分にデレデレせず、逆に説教をされてしまったことで彼に執着するようになります。
弱木の視線が華に向いている事に気づき華を邪魔しようとするイチゴちゃんですが、いつの間にか彼女も弱木のことが本気で好きになってしまいます。
初めての恋に戸惑いつつも華に一途の弱木に一生懸命アピールするイチゴちゃんは最高に可愛いです。
チャラ田こと「更田元気」は弱木の先輩に当たる商品企画部の社員です。
そのあだ名の通り社内の女性を全員抱いているとさえ噂されるプレイボーイで、弱木に対しては何かとちょっかいをかけています。
自分に自信満々で華が自分に惚れていると勘違いし近づいたりもしましたが、今では周りのキャラクターたちの気持ちを一番把握している人物と言っても過言ではありません。
華との出張をきっかけに彼女に惚れ込み、華を手に入れようとイチゴちゃんと弱木の関係を応援したりしています。
基本的にウザ絡みをしてくるキャラクターですがどこか憎めず、登場すれば必ず物語を盛り上げてくれる人物です。”
そして新なキャラクター登場で小学生レベルのラブコメが加速する
お互いに思いを伝えあってもハッキリとした関係には進めていない華と弱木。
そこに弱木に一度振られても諦めず、華に正々堂々と宣戦布告してアピールを開始したイチゴちゃんが参戦し三角関係になってしまいます。
さらに大阪支社からの転勤で弱木の同期「淀屋橋うめ」がやって来ます。
弱木と気心が知れて馴れ馴れしく接するうめに華とイチゴちゃんは気が気ではありません。
うめに弱木への恋愛感情はなさそうですが果たして?
そして商品企画部の大エース「不動凪」が海外営業から戻り事態は更にカオスに。
弱木に強く当たり内面では愛しさで悶える華ですが、凪は華に強く当たり内面では彼女に対する気持ちで溢れているという華の強化版のような人物です。
華以上にできる男である凪相手にポンコツ社員の弱木は立ち向かえるのか……
まだまだ連載が続く「高嶺のハナさん」から目が話せません。
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