漫画僕のヒーローアカデミアはもう少しで完結を迎えるのか?を考察していく

僕のヒーローアカデミアは今年の夏に35巻を発行し、掲載期間でいえば7年とい節目を迎えました。

一年で5巻程のペースでコミックスを刊行していく週刊少年ジャンプ。ともすれば、他の週刊少年ジャンプと比べると、三番目に長い漫画ということになります。

なので、僕のヒーローアカデミアは週刊少年ジャンプの中でも影響力の高い漫画といっても過言ではなく、近年では、一番くじのフィギュアも高騰し、昨年公開されたワールドミッションも高い評価を受けている等、その影響は留まる事を知りません。

事実上、週刊少年ジャンプの中でも稼ぎ頭な僕のヒーローアカデミアですが、去年から最終章に入っているという事実に、驚きの声が上がっています。

何故、最終章に入っているといわれているのか?

何故、そもそも僕のヒーローアカデミアが最終章に入っているといわれているのか?その理由は僕のヒーローアカデミア306話のラストページで終章開幕という触れ込みが出てしまったからです。

一切の隠すことなく、公式サイドが僕のヒーローアカデミアは終章に入ったという事を公に公開しているとことなのです。

これはいってしまえば、ファンがこの敵が出てきたから、終わりなんじゃね?と考察を膨らませる前に、公式がさっさともう僕のヒーローアカデミアは終章に入ったんですよ。という何の捻りも出せない厳然たる真実だといえます。

つまり、公式がきちんと終章に入ったといった以上、否応なしでも終章に入ったとファンは認識せざるおえない状況になったといえます。

ちなみにこの306話では、主人公緑谷いずくは、雄英学園を飛び出し、オールフォーワンを捕まえる為に誰にも行方を知らせずにいるシーンで幕を閉じています。

言ってしまえば、この第306話以降の話は、全てが終章に入る佳境に入ってしまった僕のヒーローアカデミアといえます。

故にここから説明するのは、最終章に入った僕のヒーローアカデミアをどう考えていき、僕のヒーローアカデミアは最後どうなるのかを考察していきたいと思います。

序章のデクの立ち位置と最終章のデクの立ち位置

当時、僕のヒーローアカデミアを読んでいた私としては、序章であるデクと最終章に入ったデクは、同じ人物と思えない程、非常に達観したキャラになってしまったなと思ってしまいました。

そもそも、デクは僕のヒーローアカデミアという世界の中で、個性が当たり前という世界に於いて、一切の個性がない少年でした。

ちなみにデクの母親はモノを引き寄せる個性で父親は火を吐く個性を持っています。

という風に一切戦闘をしない一般市民ですら、個性という特別な力を持っているというか誰でも持っている力をデクは持っていなかったのです。

これはデクからすれば、コンプレックスが出来てしまうのも無理はありませんでした。ところが、彼は無個性にも関わらず、自分もヒーローになりたいと強く願っていたデク。

そして、運命の日、デクはこの世界で最も憧れているナンバーワンヒーローオールマイトから個性を引き継ぐ個性、ワンフォーオールを受け継ぐとこから、物語が始まります。

という風に、僕のヒーローアカデミアは紛れもなく、デクという少年の一人前のヒーローになるというスタートから始まりました。

しかし、今、そのデクは初期から比べると恐ろしい程の成長を遂げてしまいます。

初期からみるデクの恐るべき戦闘能力

最終章のデクは一言で言うと、最早世界で群を抜いて、プロヒーローが霞む程の強さを持ってしまっているという過言ではありません。

一話当時のヘドロ事件に於いてのデクはあくまで、無個性の少年で一切の訓練もしていない小柄な体格の持ち主でした。実際に運動が特に出来る訳でもないヒーローオタクな少年です。

つまり、一話の彼は本当にモブ同然の戦闘能力でした。

ただ、誰よりも爆轟の救出に飛び出したのが、他の誰でもないデク本人であり、この時点で実力はないけどもヒーローとしての資質があったのです。

そして、デクは憧れのオールマイトから個性を引き継ぎ、ワンフォーオールを物語を通してつかいこなそうとしていきます。

海岸のゴミ拾いから始まり、試験ロボを殴り倒し、かつて自分をイジメていた爆轟相手に善戦するなど、爆轟が焦る程にその成長性を高めていくのです。

当初はあくまで個性に振り回されがちなデクでしたが、神谷でのオールマイト対オールフォーワンとの戦いから、より洗練された動きに導きだし、負担の掛かる手から脚主体の戦闘スタイル、エアフォースの様な遠距離攻撃の獲得、そして、これまで引き継がれた個性を使う様になります。

それにより、デクはオールマイトすら成し得なかった個性の複数使用が出来るようになっていきます。

デクとしての成長描写の限界に近づいた

考察

さて、ここからは私なりの考察を展開していきます。

最終章に入った僕のヒーローアカデミア、何故最終章に入ったのかというと、理由の一つとしては前途に書いた通り、これ以上、デクの強さをかけないとも取れるからです。

僕のヒーローアカデミアはまさにデクの成長物語であり、彼の成長はオールフォーワンに届きうるほどの力になっています。

今のデクはかつて苦戦していたマスキュラーですら、相手にならない程に実力をあげてしまい、プロヒーローでないだけで最強クラスの学生なのです。

言ってしまえば、オールフォーワンやシガラキ以上の強さがある敵を用意するにしても冗長になります。

作者である堀越先生にしても、オールフォーワンやシガラキを倒したところで終わってもいいのではないかと思ったのではないでしょうか?