北九州を本拠地にするやくざの漫画。出世や対立を描いて‥ない。主人公の理不尽かつ圧倒的な暴力を描いている。
ときおりみせる人情味とほとんどわがままなだけの主人公ロケマサ。周りを固める厳ついながらもまともなヤクザ。この漫画を読むとヤクザって結構いい人たちなの?って勘違いできます。ロケマサを見てると、やっぱりヤクザはヤクザかってなりますけど。
どんどん出てくる腕自慢とのケンカシーンは、見応えあります。日本各地にでむくロケマサの行動力も魅力。
目次
登場人物の魅力1
主人公ロケマサ。45歳にしていまだ平役。上司である組長や若頭にも平気で悪態をつく。
稼ぎは恐喝一本。相手はヤクザだろうが、一般人だろうがお構いなし。すれ違ったら最後ケツの毛までぬかれます。キャバ嬢さえもたかられます。
ただ、そんなロケマサは周りからは結構人気があり、名前しか書かれていない名刺はお守りとして好評。
もちろん同業者や、ロケマサをよくしらない人からはめっぽう嫌われています。
彼の自慢は鍛えぬかれた肉体。革靴でよくそこまであばれられるなって、くらい暴れまわります。
ケンカが趣味というより生き甲斐であるが、自分と対等に戦える相手がおらずいつも暇そうにしている。
暇な時は、近所のおっちゃんたちと安い酒とつまみで路上で酒盛り。
たまに金が入ると店に飲みに行く。行った先でまたヤクザとトラブル。これが彼の日常です。
彼の暇を潰してくれそうな猛者がいるとなるとその行動力は半端じゃありません。わざわざ北九州から大阪、そのまま東京まで旅にでてしまいます。お供をつれて。
わがままなだけではなく自分の美学があるがゆえ、ロケマサをしたうヤクザのお偉いさんも多く、人脈はかなりのもの。
この人脈も全て腕力で築き上げたチンピラ中のチンピラ。ドンケツ2ではさらにパワーアップしたロケマサが見れます。
登場人物の魅力2
ロケマサを慕う人々
わがまま極まりないロケマサを慕う人々。
渡瀬組長 組長はロケマサをだまらせられる数少ない人間の一人。
かつてはロケマサ同様イケイケだったが、あまりの問題児のやらかす出来事に頭を抱える。
ただし、身内のためなら組を割ってでも力になろうとする優しさもある。
金田若頭 ロケマサより年下だが一応上司である。
気合いが入ったときはロケマサをだまらせることもしばしば?この若頭がいなければ、渡瀬組長は金田を信頼しており、二人同時にトラブル解決に向かうことはあまりない。組長がでるか、金田がでるか。それくらい信頼されている貴重な人物。
チャカシン ロケマサの同級生。小学生のころからのライバルであり、同じ組内の問題児。
ロケマサばかりが暴れているのが面白くないと、銃をぶっ放しに、乱入することもしばしば。
一部の人間には、ロケマサより煙たがられており、二人揃ったときはもう逃げることも叶わない
センチュリー ロケマサの愛車 組長からのもらい物で、本人はいたく気に入っている。
釣りにいくにももちろんこの車。ただし、駐車場でクラクションをならし店員に金を渡して買い物をさせる。
組長の奥さんのために人知れず組長に恩をうったお礼にもらった。
魅力的な対戦相手たち
ロケマサのケンカ相手は地元のヤクザだけではありません。日本最大規模をほこる天豪会ともわたりあう。
ゲンコ 天豪会の若手?のホープ
こちらも腕力自慢で組内では相手がおらずロケマサの噂を聞きつけケンカを売りにくる。
初めてあったときから現在までに数回ケンカしているが、全てロケマサの勝ち。二回敗退したときよりロケマサをちょっとリスペクトしはじめている。ただし、ケンカに対してのみ。
ロケマサ自体も恰好のケンカ相手としてわざわざ大阪まで、喧嘩をしにいくほど。
ロケマサが困ったときに救いの手を差し伸べるくらいの器量のでかさであり、天豪会では抜群の人気と実力をもっている。
速水 ロケマサの子分である桃次郎の兄貴分。関東を拠点として活動。
桃次郎の一言によりケンカが実現。先にゲンコが速水と対戦し、邪魔が入り中断。再戦する場所にロケマサが登場し、ゲンコより先に速水とケンカしはじめる。
スピードと、テクニックの速水に苦戦するロケマサだが、鍛えぬかれた体にはたいしたダメージもなく勝利。後から来たゲンコと連戦になるが、これまた返り討ちにし、二人を突き落とし勝利。
ロケマサに負けた二人はそのまま飲みに行くことに。
桃次郎だけではなく、ゲンコ同様組内からの信頼が厚く、実力者である。
今後の展開が気になって仕方ない
ドンケツ2として新しくストーリーが展開中。
前回からの続きのため、読み返しは必須。さらに登場してくる腕自慢との対戦、取り逃がしたやつらからの報復行動に北九州のヤクザだけではなく関西天豪会、速水たちをまきこんでの展開が気になります。
中には痛々しい描写のシーンもあるが基本的には体を張ってのケンカであり、見応え十分。
またときおりみせるロケマサの優しさには涙がでそうなシーンも多々あり。大概のシーンでロケマサの後ろ姿で屁をこいているので中々泣けない。
そのほかの登場人物も曲者ぞろい。ロケマサをしたう子分の三人、会長、岩木、槇原など。
彼らの紹介はドンケツ外伝てして描いている。
また同じ作者であるたーしの描いているアーサーガレージを読むとさらに面白い。
スピンオフかと思わす登場人物がでてきますのでまとめて読んでみてください。
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