講談社から出版された、漫画「くろアゲハ」の謎に迫っていきたいと思います。
原作・漫画は、人気ヤンキー漫画「カメレオン」の加瀬あつし先生です。
「カメレオン」の続編として、描かれた「くろアゲハ」ですが、ラブコメ要素が入っています。
主人公の星野英太は、頼りなくて、好きな女子を遠目で見るだけの、ほんとはヘタレです。
男としては魅力がない星野英太が、男を魅了するのはどんなところなのでしょうか…。なぜ、女装しているのでしょうか…。
星野英太が女装する理由
バイクが好きな普通の高校生である、主人公・星野英太が、女装する理由は何なのでしょうか…。
それは、第1話で明らかになっています…。
元レディースの英太の姉に、毎晩実家の「スナック コスモス」で働くように命令されたからでした…。
スナックで働くためには、女装しなければいけないですよね…。
しかも、人気ホステス「エイラ」として、働いています…。
最初は、渋々、女装していた英太ですが、どんどん女装するのを楽しんできています…。
女装のためにつけていた女物の下着を見られたことで、「変態」の烙印を押されて嫌われてしまった英太が好きな女子、地元の悪を束ねる罵多悪怒愚(バタードック)の
リーダーの妹にして、伝説の暴走族「OZ(オズ)」の2代目というヤンキー界のお姫様、「山本都姫」を、追ってきたパトカーから、見事なバイクテクニックで救い、都姫から、「お姉さまになってほしい」と懇願されたんですから、楽しくなるのは、仕方ありません。
都姫を助けたことをきっかけに、英太は、昼間は「大嫌いな変態」として都姫からボコボコにされ、夜は伝説のレディース「大好きなお姉様エイラ」として、都姫から慕われるという一人二役をすることになりました。
伝説のレディース「エイラ」
かなり、かわいいですよね…。
これが、英太が女装した姿だとは思えません。
普段は、地味で臆病なうえに、スケベな英太が、「エイラ」になると、果敢な行動力と男女を問わずに魅了する、色気とカリスマ性を持ちます。
「エイラ」が、漫画「カメレオン」で登場した、伝説の暴走族「OZ(オズ)」の初代メンバーで、交通機動隊の警察官になった、「相沢 直樹」に職務質問されて
正体を知られている間に、都姫は、兄の信愛にOZの旗を奪われます。
初代OZの面々にエイラの女子力を見せ付けることで、相沢からの暴露を免れた英太に、相沢は、単独での「OZの旗の奪還」という、最終試験を課せます。
都市伝説のオンナ「黒揚羽」を演じることも提案されます。
初めは、どうするか悩んでいた英太ですが、レディースとしては未熟なままでも、少しでも長く「エイラ」と一緒に居たい気持ちに苦悩する都姫の気持ちを知って、「罵多悪怒愚」の集会に、「黒揚羽エイラ」として姿を現します。
1対100の鬼ごっこという勝負を挑まれ、女装を解いて、時間切れを待つつもりだった「エイラ」でしたが、都姫がコスプレでエイラの影武者として参加したことで予定が狂います。
影武者が妹の都姫と知らずに追い、細工されていた愛車が脱輪して、都姫を轢きそうになったところに、バイクで割って入り、最悪の事態は回避し、川に転落した「エイラ」を追って飛び込んだ信愛に、「エイラ」の正体が男であることを知られてしまいます。
「OZ」のメンバー
漫画「カメレオン」で登場した、暴走族です。
暴走族「影舞」が半壊滅状態に陥ったことにより、街にニラミを効かせる名目で旗揚げした暴走族で、結成時のメンバーは、総長の矢沢、相沢、椎名、響、忍、蜂屋、中鉢、上田、ダイスケ、チョースケ、チョロの11名でした。
チーム名は、『オズの魔法使い』から取られています。
「くろアゲハ」では、ダイスケ、チョースケ、チョロの名前が出てきません…。
2代目が、第12話で旗揚げされ、メンバーは都姫、千草、マー、エイラ、小春の5名です。
二代目OZ旗揚げ集会の日、集会に紛れ込んだzodiacリーダー辻 音遥と悪斗無リーダー生島 巽の関係修復をしようと、英太は、2人の根底にある心の傷の原因、音遥と巽の姉貴分で、松岡の店でバイトしていた「朝倉 麻美」そっくりの悪女「エイラ」を演じて両者を魅了します。
麻美は、 音遥と巽の喧嘩を止めようと、バイクで現場に向かう途中に事故を起こし、半身不随の身になって姿を消したのでした…。
英太は、「エイラ」として松戸の族の玉座たる単車の「Z1000SR1」を強奪し返すことに成功し、巽を魅了して、同盟チームである、「黒悪斗無(くろあとむ)」を結成します。
女装した英太に、男女問わずに魅了される理由
女装して、「エイラ」になった英太には、こわいもの知らずのところがあります…。
バイクで飛ばしたり、車に突っ込んでいったり、果敢な行動力があるんです…。
心理的なツボをついた言動で、強者たちを手玉に取り、常に衣装と髪形を変え、何でも着こなして、性格や口調も変化するので、本気を出せば女性をも魅了する魅力と影響力があります。
そんな「エイラ」を見ていると、男として、負けていられないと思い、奮起するだろうし、その上、あの美貌です。
惚れるのも当然ですよね…。
妹には過保護な面がある、都姫の兄・信愛も、正体を知っていながら、その魅力に逆らえないことを自覚していて、協力者となっています。
エイラが危機感を覚えるほどです。
今後どうなっていくのでしょうか…。
これからも、いろんなヤンキーたちを、英太は、「エイラ」として魅了していくんでしょう…。
「エイラ」をめぐって、暴走族同士の抗争が絶えずに起きちゃいそうですね…。
そうなっても、「エイラ」は、あの魅力で解決していくんでしょう…。
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