冨樫義博原作のHUNTER×HUNTERの作中の中で一番盛り上がっていたエピソードがヨークシンシティでのクラピカと幻影旅団との攻防だと個人的には思っています。
ファンの中でも、このエピソードは人気でHUNTER×HUNTERを語る上ではなくてはならないエピソードです。
このエピソードが人気な理由を自分なりに色々と考えてみました。
クラピカが同胞を虐殺された憎悪や幻影旅団のキャラクターたちの魅力、そこに絡んでくるゴンやキルア、レオリオの存在など見どころ十分なので、その辺りの面白さを紐解きたいと思います。
クラピカの念能力が初登場
このヨークシンシティ編で初めてクラピカの念能力が初登場するのでHUNTER×HUNTER全体のエピソードの中でも、かなりのインパクトがありました。
確かクラピカがノストラードファミリーの門を叩いて、そこでダウジングチェーンを発動して敵からの銃弾を受け止めるので、最高に格好いいんです。
このシーンを見てクラピカに興味を持ったファンはかなりの数いたのではないでしょうか?。自分もその1人です。
その後、クラピカがどのようにして念能力を習得したかなどが丁寧に描かれていくので、そこでの師匠との訓練風景も見どころの一つですね。
クラピカは自分の念能力を幻影旅団専用と位置付けて、かなりチートな能力を付加させていくので、その代償は計り知れません。
その中でもクラピカのエンペラータイムという念能力がかなりの特性を秘めていて格好いいんです。
緋の目が発動した時に全ての系統能力を最大限引き出せるというもので、簡単に言うと無敵状態なので、すごく特別感があっていいですね。
この能力を利用して旅団の1人ウボォーギンを倒すので、その場面は見逃せません。
旅団の中で一番のパワー系キャラなので、その人物を鎖で捉える事ができたクラピカは他の旅団も鎖で捉える事ができると言うことになり、復讐に一歩前進するので、その展開に注目ですね。
ノストラードファミリーに入ってからクラピカはセンリツという相棒的な位置付けの仲間と親しくなるので2人の関係性の変化も面白い部分です。
ゾルディック家対クロロのバトルが魅力的
やはりヨークシンシティ編が好きな理由の一つにダークな世界観とワクワクするバトルがたくさんあるという部分があります。
その中でも一番と言っていいほど人気なバトルがゾルディック家と幻影旅団の団長であるクロロのバトルです。
本当に頂点での戦いという感じで先の展開が全く想像つかないバトルにワクワクが止まりませんでした。まずゾルディック家はゼノとシルバという親子がクロロ1人に立ち向かいます。
ゼノはドラゴンランスを使いクロロを翻弄していくので、そこでの念能力の高度な攻防が本当に興奮できるんです。
クロロは梟から奪ったファンファンクロスを使ってゾルディック家の念能力を奪おうと画策するのですが、なかなかうまくいかずに断念する感じもすごく見応えがある展開です。
戦いの冒頭でクロロがベンズナイフを使って威嚇する感じもハラハラする場面です。
シルバの腕に傷をつけて毒を宿すのですが、それはシルバに読まれていて簡単に髪の毛で止血してことなきを得るので本当に猛者同士の戦いなんだと理解できます。
結局戦いは引き分けに終わり何事もなく終幕するのですが、消化不良の感じは、まるでないので満足感の部分ですごくいい戦いだったと心から感じられると思います。
ヨークシンシティ編を読むと絶対にこの戦いは好きになること間違いなしです。
ゴンとキルアが人質に・・・
クラピカとゴンとキルアとレオリオが一緒に行動する展開があるのですが、HUNTER×HUNTER好きとしては、このエピソードもすごく好きな場面です。
まず、旅団がウボォーを鎖野郎に殺された恨みから報復するためにコルトピの能力を使って探し回るのですが、それとは別にクラピカたちも旅団の後を追っていてお互いに、いたちごっこする展開が巻き起こります。
クラピカとゴンが旅団を走りながら尾行しているときに、あっさりとクロロたちに気付かれてしまってゴンとキルアがクラピカの代わりに人質になるという展開が巻き起こります。
その後、ホテルへと連れて行かれてそこでゴンとキルアを奪還するためのクラピカによる大作戦が繰り広げられるのでドキドキが止まりません。
レオリオが小芝居をして旅団にバレないようにゴンとキルアにメッセージを送り「闇に乗じる」という暗号の元ゴンたちが目を瞑り作戦実行時間まで待機して停電になった時を利用して旅団とバトルを展開するのです。
この緊迫感たるや最高ですね。
冨樫先生は伏線をうまく使って全ての事柄に意味を持たせて、ここぞという時に発動するので本当に興奮しますね。でもこのシーンではゴンとキルアは逃走に失敗してしまうのである意味残念でした。
その後、クラピカが攫ったクロロとゴンたちを交換する交渉を持ちかけるので緻密なやり取りが最高に面白いエピソードだと改めて感じましたね。
ウボォーギン対陰獣の戦い
ヨークシンシティ編で地味に人気な戦いがあります。それはウボォーギン対陰獣の戦いです。自分はこの戦いを見て幻影旅団の恐ろしさを肌で感じることができました。
陰獣にはヤマイヌやヒル、ヤマアラシなど一癖も二癖もある人物たちが登場するので、そのキャラクターの魅力にまずやられること間違いなしです。
ヒルは体内に無数の蛭を飼っていて、その蛭を使って相手を拘束したり拷問したりするので本当に厄介な人物です。
ヤマイヌの武器は鋭い牙で鋼鉄のように硬いウボォーの体を食いちぎるほどの破壊力です。ヤマアラシは全ての体毛を自在にコントロールして攻撃も防御もするので無敵で最高です。
こんな猛者を相手にウボォーは油断から来るピンチを招きながらも難なく倒すので本当に面白いバトルでおすすめのエピソードです。
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