今回は冨樫義博原作の大ヒット漫画「HUNTER×HUNTER」に登場する人気集団である幻影旅団のメンバーについて深掘りしていきます。
作品の中でも屈指の人気を誇るキャラたちが幻影旅団なので、それぞれのキャラクターの戦闘スタイルや念能力の特徴なんかを纏めていきたいと考えています。
念能力を駆使したバトルの展開なども紹介しますのでネタバレしてしまう部分もあるかと思います。
クラピカとの因縁など物語に深く関わっている集団なので彼らの動向に目が離せません。
幻影旅団の団長クロロ=ルシルフルの魅力
幻影旅団という盗賊団の創設時からの団長を務めているのがクロロなんですが、彼のカリスマ性は他の団員をかなり凌駕した存在です。見た目はオールバック、念能力からしてチート級の性能なので驚きを隠せませんね。
特質系であるスキルハンターこと盗賊の極意という相手の念能力を奪う能力を保持しています。これは具現化した本に盗んだ念能力を保存して自在に引き出して使い回すことができる能力でかなり万能です。
盗むためにはいくつかの条件をクリアしないといけないらしく、かなりの難関が待ち受けています。
まず相手の念能力を自分の目で見ることや盗みたい念能力の情報を質問して相手が答える、盗賊の極意の具現化した本に相手の右手を押し当てる、制限時間のうちにこれらの条件をクリアするなど結構な難しさで盗むとなれば大変です。
なので能力を盗みたいときは、まず相手を捕らえて団員のフェイタンなどに拷問をさせて盗むということが大半らしいです。盗んだ能力は盗んだ相手が死なない限りはずっと使うことができるので、その人物の生死の確認ができるという特徴もあります。
クロロの戦闘能力の高さが分かる戦いとしてゾルディック家とのバトルが絶対に挙がります。
まずシルバとゼノというゾルディック家の二代巨塔を相手に全く引けを取らない戦い振りで凄いです。ベンズナイフでのバトルやファンファンクロスという盗んだ能力を利用したりと見どころ十分なので必見です。
この時の団長はオールバックではなく髪を下ろした状態なので、すごく好青年のような見た目でギャップを感じることができてかなり魅力的です。
旅団一の怪力の持ち主ウボォーギンの魅力
旅団創設時からのメンバーで、かなりの戦闘狂です。彼は強化系の念能力者で強敵とのバトルでは大体タイマンを張りたいと思っている節があります。
旅団の中で前線で戦う盾の存在として君臨しており団員であるノブナガとはマブダチであることが作品でも描かれています。
ウボォーギンの特徴はとにかく肉体の強化が尋常ではない部分にあります。
ノストラードファミリーに捕獲された際に毒によって念が使えないにもかかわらずダルツォルネの念で覆った刀を全く通さなかった姿には脱帽でしたね。
その後、クラピカとウボォーギンの因縁の戦いが繰り広げられるのですが、強化系のウボォーギンに対して具現化系のクラピカは相性が悪く完全にウボォーギンの方が不利になってしまう展開に念能力の戦いの面白さがありました。
クラピカがチェーンジェイルで、まずウボォーギンを捕らえて絶の状態にして痛めつける展開にはかなりの残酷さがありましたね。
そんなウボォーギンにも必殺技がありビッグバンインパクトという念を込めた右ストレートなんですが、これがかなりの破壊力で大体核ミサイル級の威力を保持している部分に彼の魅力がありますね。
筋肉バカかと思いきや戦いの最中に絶を使った応用技である隠を駆使して戦っている場面には、かなりの意外性があり目が離せませんでした。
パクノダという特質系能力者の魅力
旅団には情報屋として特質系能力者のパクノダという存在がいて旅団の中でかなりの重要度を占めています。何故かというと、まず特質系という念能力がとてもレアでなかなかいないという部分です。
パクノダは触れるものの記憶をすくい読み取ることができるのです。この能力で何か秘密を保持している者がいた場合、簡単にパクノダに知られてしまうというデメリットがあります。
物語の中で旅団はウボォーギンを殺したクラピカのことを血眼になって探すのですが、その時にもこのパクノダの能力が活躍したりするので、かなりの存在感です。クラピカが団長を攫った場面でパクノダは1人団長を救うために鎖野郎ことクラピカの人間性を考察する展開があるのですが、この部分を見ても彼女がかなりの知性派で人の心のメカニズムを理解しているということが、わかるので非常に頼りになる人物です。
あとパクノダには具現化した銃で自分の記憶を弾にして相手に伝える能力があります。これによって一気に6人の人物に記憶を撃ち込み共有することができるので、かなり便利です。団長を救うために単独で行動したパクノダはクラピカのジャッジメントチェーンによって命を落としてしまうので、その場面はなんだか切なかったですね。旅団にもちゃんと感情があり冷酷集団だと思っていた反面団長のことを賭けがえのない存在と認識しているパクノダの姿に好感を抱きましたね。
変化系能力者マチ=コマチネの魅力
幻影旅団の団員にはマチという女性の団員がいるのですが、彼女のクールな魅力にやられてしまいます。まず能力は変化系で念を糸にして戦うスタイルです。この念糸というものが、かなりの応用が効くので非常に便利です。
まず初めに彼女の能力を知ることになるのは天空闘技場でのヒソカ対カストロ戦で負傷したヒソカの切断された腕をこの念糸を使って見事に縫合した場面です。神経などをミリ単位で正確に繋げていくので見事な腕前にヒソカ自身も惚れ惚れしている姿が印象的です。
そして、この念糸には追跡能力もあるので非常に便利です。追跡対象に針を撃ち込み、その針に繋がった念糸がどこまでも追い続けるという点はかなり厄介だと思いましたね。これによってクラピカがウボォーギンを捕獲した時に追跡されてしまうので、その場面はかなり厄介でした。
コメントを残す