大場つぐみ原作のデスノートが面白い魅力を考察【ネタバレ注意】

大場つぐみ原作、小畑健作画の大ヒット漫画デスノートの面白い部分を色々と紹介していきたいと思います。

一大ブームを巻き起こしたので、かなりの人たちが内容を知っているとは思いますが、知らない人にどんなところが面白いのかを丁寧に説明できたらと考えています。

主人公夜神月やL、死神リュークなど個性的で気になるキャラクターのオンパレードです。そして、月対Lの心理戦がとにかく熱いです。

天才対天才のヒリヒリしたぶつかり合いなど魅力的な要素がたくさんあるので注目です。内容にも触れていくと思うのでネタバレにはご注意くだざい。

デスノートの特性が面白い

良い

この作品でかなり重要なアイテムとしてデスノートという名前を書くとその人物のことを殺せるというノートがあります。

このデスノートにはかなり細かな付加設定があるので、それがかなり物語の中で重要に働くので面白いですね。

まず名前を書くと人を殺せるとありますが、頭の中に顔が浮かんでいて名前を知っていないと殺せないというディテールがあります。

これによって同姓同名の人が死なないという特性があり、作者はかなり設定を細かく考えていると感心しましたね。

そして、死因を書くとその通りに名前を書かれた人物が死ぬという特性もあります。死因を書かないと全てが心臓麻痺で死ぬので色々と隠蔽工作にも使えたりと想像するとかなり楽しいです。

このデスノートを拾った人物が天才的な頭脳の持ち主である夜神月であったという部分にも運命的な何かを感じてしまいます。

もしも、ごく普通の人間にこのデスノートが渡って物語を作ったとしても、あまり面白くはならないと思います。

このデスノートで一番いい特性として、ノートを破ってその切れ端に名前を書いても効力が発動するというものがあります。

この特性のおかげで夜神月が警察の疑いから逃れることができたりと、かなりのメリットにつながっているので面白いです。

小畑健の作画力が素晴らしい

いいね

この作品は大場つぐみさん原作の作品なのですが、漫画の作画を小畑健さんが担当しています。

彼の絵はファンの間ではかなり好評でヒカルの碁の作画も担当していたりと、とてつもない画力の持ち主です。彼がキャラクター達を描いたことで魅力がとてもも向上していると観ています。

やはり絵が上手い人が漫画を描いたほうが、物語の臨場感や空気感の作り方、情景のわかりやすさなどが段違いですから凄く良いです。

それから自分が一番魅力的に感じているのは死神のデザイン力です。

夜神月に取り憑くリュークなんですが、自分が死神を具現化したらこんな感じだろうなというものを、まさに具現化してくれたようなしっくり感があるので初めて観た時感動で震えましたね。

今まで従来の死神のデザインはフードを被った鎌を持った奴でしたから、本当にこの作品の死神は一級品です。

小畑健さんはヒカルの碁の作画で有名になった漫画家さんなんですが、やはりこの作品でもとても神がかった作画を披露してくれていて、主にキャラクターの表情に力を入れていると個人的には感じました。

夜神月が初めは正義感からデスノートを使っていたのですが、段々と回を増すごとに悪に心を乗っ取られていくので、その緻密な表情の変化を小畑さんの画力で補っていると感じます。

月とLの心理戦がとても熱い

心理戦

この作品の最大の魅力といえばやはり天才対天才の心理戦ですね。夜神月の永遠のライバルといえばLを置いて他にはいないでしょう。

まずLの存在を知ったのがテレビ中継というのも、かなり熱い展開でした。

月がデスノートで殺しをしていることがLにばれて、テレビ中継を使ってリンドエルテイラーという囚人を利用してカマをかけられてしまうのです。

挑発された月はテイラーを殺してしまうので、この場面はLの作戦勝ちと言えます。

その後、Lはどんどんデスノートの犯人を絞って月の存在までたどり着くので本当にハラハラする展開の数々にワクワクが止まりませんでした。

そして、月は大学へと入学するのですが、Lも同じ大学へと入学するのでここでのキャンパスライフも見応えがある場面です。

Lは自分がLであることを月に打ち明けて先手を打つので、かなり熱いです。この事で、もしLが死んだとしたらすぐに月がデスノートの犯人ということになる寸法です。

こんな展開が幾度なく起こるので本当に先が気になって仕方がありません。

物語が進むと月は結局Lに捕まってしまうのですが、一度デスノートの所有権を放棄して記憶を消して身の潔白を証明して、またデスノートを所持する大逆転劇には頭が下がりましたね。

あんな展開を考えついた大場つぐみ先生の事を本当に天才だと思いました。やはり漫画の面白さはスートリーで決まります。

デスノートはそのストーリーの部分が、ずば抜けているので誰にでもオススメできる作品ですね。

ニアとメロとの対決

対決

永遠のライバルであるLを殺すことに成功する夜神月なのですが、その後また新たな刺客が現れる展開に注目です。

そのキャラというのがLの後継者であるニアとメロです。かなりの頭脳の持ち主で特殊な環境で知能を鍛えられた人物です。

Lの頭脳には少しばかり劣る節があるのですが、ニアとメロが力を合わせて夜神月を追い詰めていくのでその展開も面白い部分です。

最後、結局月は自分がキラであることを認めてリュークにデスノートで殺されてしまうので虚しい最後ではありますが、因果応報でもあるので幕引きは潔かったと個人的には思っています。

一番はやっぱりL編でしたが、このストーリーを紡いだことで、よりLがすごく優秀で魅力的なキャラクターであったということが再確認できるので個人的には大好きな話です。

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