LINE漫画「再婚承認を要求します」はなぜここまで人気になったのか

最近CMにもなりますます人気に火がついている「再婚承認を要求します」。こちらの作品がなぜここまで人気になったのか、漫画の内容を見ながら考えていきます。

この漫画は東大帝国の皇后が主人公。この皇后はまさに皇后となるために育てられ、気品があり気高く頭の良い理想の皇后です。

そんな皇后は幼いころから一緒に育った皇帝と子供はいないが穏やかに過ごしていたが、ある日皇帝がけがをした女性、ラスタというものを拾ってきたことから物語は始まります。

拾ってきた女性に優しい皇帝。しかしあまりにも行き過ぎている

拾ってきた女性が奴隷ではないかという噂を耳にした皇后は皇帝に事実かどうか聞きに行きます。しかし皇帝は不機嫌になり話をそらします。

その態度に拾ってきた女性が大切なのだと感づいた皇后は、皇帝が初めて恋しい女性を見つけたのだと気が付き気落ちしてしまいます。しかしほかに女性ができようと自身が皇后であることには変わりはないと考え、その感情を押し殺します。

そんなある日その拾ってきた女性、ラスタが皇后に無作法に話しかけてきます。あまりにも無礼な行動をされたため、皇后付きの侍女に怒られるラスタ。

そんなラスタに対して冷たく接する皇后でしたが、その皇后の態度にラスタは泣き崩れてしまいます。そんななか現れた皇帝はラスタに対して厳しい態度をとった侍女をしばらく監禁するようにいいます。

侍女は皇后に対して無礼な態度をとったラスタに厳しく接しましたが、それは当然のこと。それを許してしまっては皇后の威厳に関わりますし、ラスタにとっても良い方向にはいかないでしょう。

しかしそんなことを考えず自身の大切な人が泣かされた皇帝は愚かにも侍女に対して罰を与えようとする、このあたりから皇帝はラスタにおぼれて正常な判断ができていないことが読み取れますね。

色におぼれていく皇帝陛下。ついにはラスタを側室に

侍女への対応について皇帝に話し合おうとする皇后。

しかしラスタにおぼれている皇帝には話は届かず、話は平行線に。さらに皇帝は皇后に対して「私の言うことにおとなしく従え」などという始末。これには怒りを覚えた皇后も静かな怒りを皇帝にぶつけます。すると皇帝はラスタと皇后を比較するような発言をします。

結局話し合いはその場は一時終わりにしました。そして皇帝はラスタと話すことでお菓子などでとても喜ぶ姿に癒され、やはり皇后とは違うと感じる皇帝。

そして愚かにも何も教養のないラスタを側室にしようと企てているのでした。

側室とはいえなにも教養もなく字も書けない人を皇帝のそばに置くとは、よほどラスタのことがお気に入りのようです。

しかしそんなラスタに皇后や周りの貴族も良い顔をするわけもなく、冷たく接します。その冷たい態度に傷つくラスタでしたが、ぽっとでの人が教養も学もないのに皇帝のお気に入りというだけで突然側室なんて身分についたらそのような反応にもなるでしょう。

ラスタに優しくしたら自身の立場が危うくなる可能性もありますので。

またラスタ自身の性格にも少々問題があります。

無遠慮に皇后に話しかけたり、明らかに避けているのに無理やり服を引っ張るなどの行為をしたりと教養以前に側室としての器も不十分に見えます。

ついにラスタが側室に。そんななか現れた一羽の鳥

ラスタが正式に側室となり、皇后にあいさつにくるラスタ。そして同じ人を夫に持つのだから姉妹同然だという。

そんな発言に怒りを感じながらも冷静に対応する皇后。そんなラスタへの対応につかれた皇后のもとに白い鳥が現れます。

そしてその鳥の足には手紙がついており、気まぐれにその手紙に返事をする皇后。その手紙のことで侍女たちと盛り上がり気持ちも持ち上がります。

そしてその手紙は西王国の王子ハインリのもとへ。そこから二人の交流がはじまり、再婚への道が開かれていきます。

皇后となるべくして学んできた完璧な皇后と、皇帝のお気に入りというだけで側室になったラスタでは立場が違いますから当然ですね。

しかしラスタはそんな皇后の態度に不満を覚えます。今まで奴隷として育ってきて環境が過酷であったため同情はしますが、あまりの空気の読めなさにさすがにあきれてしまいます。

周りのことを見据えて周りが求めるような皇后であろうと努める皇后と、周りのことはお構いなしに自身の考えるまま、感じるままに動くラスタではやはり皇后のほうに共感し、応援したい気持ちを持つでしょう。

またこれからどんどん皇帝はラスタのほうに肩入れしていき、皇后をないがしろにしていきます。しかしそんな中でも凛とした姿の皇后にぜひ注目していただきたいです。

この漫画の魅力は皇后とラスタの行動にあると感じます

どんな状況に陥っても冷静に対応し、皇后としての威厳を保つ姿に多くの女性も男性も憧れを抱くでしょう。

皇帝がラスタにどんどんおぼれてないがしろにされても自身に責務を忘れず、皇后としての立場を揺るがせない姿はやはりかっこよく感じます。

皇后はラスタに対して冷たい態度をとっていますが、それは皇后としての立場を揺るがさないためであり、ラスタがもう少し考えて行動していたらまた変わっていたかもしれません。また侍女や民など身内などには優しい女性です。そんな厳しくも優しい姿に惹かれる方も多いのではないでしょうか。

またラスタのほうもただの学のない女性ではなく、頭の回る人です。そのため地位を揺るがないものにするためいろいろな策を講じてくるのも読んでいて楽しいポイントですね。

そんな「再婚承認を要求します」はLINE漫画にて読むことができます。ぜひこれを機に最初のほうだけでもいいので読んでみてはいかがでしょうか?

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