冒険者として駆け出し中の戦士アルヴィンは、モンスターとの戦闘の最中に窮地へと追い込まれ、絶体絶命の危機を迎えてしまいます。
そんな時に偶然に出会ってしまった、自身を聖職者と名乗るダークエルフの少女・カーラ。
助けを乞うなら土下座をするべきではと煽り、文句を言うと泣き出しと、アルヴィンを徹底しておちょくる始末。
そして魔法を掛けてもらえば、なんと彼女から離れたら死んでしまう呪いを掛けられてしまうと、まさか聖職者に呪われる事になってしまったアルヴィン。
ひょんな事でカーラと共にパーティーを組む事になったアルヴィン。
そんなウザ可愛いカーラと、彼女に弄り倒されるアルヴィンの魅力を語りたいと思います。
目次
史上最弱冒険者のアルヴィンの魅力について!
本編の主人公となる冒険者のアルヴィン・・・フルアーマーな鎧に身を包み、さながらゴブリンをスレイする様ないでたちと、これでもかという程のファンタジー作品王道な主人公みたいな恰好の彼。
でも実際はスライムにも悪戦苦闘すると、あまりにも最弱で激弱と評価されてしまう冒険者だったのです。
カーラにも何故に冒険者をしているのかと訊ねられるほどに、その適性が全くないアルヴィン。
しかし石化などを一瞬にして完治させてしまう異常状態回復耐性に、どんな攻撃の重傷からも一命をとりとめ立ち直るなど、一応に冒険者としての素質はあるも、現在の冒険者ランクは星(笑い)。
その為かいつしかベテランルーキーと呼ばれてしまう始末。しかしそんな彼にも、どんな冒険者にも引けを取らない技能があったのです。
それは・・・ツッコミのスキルと、カーラの無茶苦茶な言動に、天然過ぎる自然体な煽りに的確なツッコミを入れる事が出来ると、カーラの問題行動を的確に言い当て、場の空気を和ますことの出来る存在。
冒険者ではなく、漫才師でもやればよかったのではと思えるほどに、的確にツッコミをいれられる技能を持ち、今日もハチャメチャなカーラの言動と行動にツッコミをいれていきます。
ウザ可愛いダークエルフの美少女カーラの魅力について!
自称ヒーラーと名乗る72歳兼人間年齢14歳のダークエルフの少女。黙っていれば美少女にも関わらず、思ったことがそのまま口に出ると、自分に正直すぎる性格で、ありのままに言葉を言ってしまい、言動のろ過機がまったくに機能していません。
良い言い方をすれば裏表の無い正直者であり、何故か憎めないキャラクターな彼女。
でもウザく、例え相手が怒っても物怖じしないメンタルがオリハルコンで、空気が読めないもとい空気を読まず、吸うだけな豪胆な人物。
アルヴィン曰くに「立てばストレス! 坐れば遺憾! 歩く姿はディザスター!」などと揶揄される、ヒーラーなのかと怪しいダークエルフな残念美少女。
でも性格は無自覚な悪意を巻いてしまうダークなダークエルフであるも、聖職者らしく他人の安全と自分の安全を第一に考え、事があればその場をいさめるも、何故か相手を煽りスキルカンストのヒーラーと、職種を間違えってしまったと思える程に、天然のウザキャラ。
しかし戦闘力だけは凄まじく、自身は回復魔法と言ってはいるも、禍々しい黒魔術みたいな補助魔法に回復魔法などを自在に使いこなすと、謎の多いキャラでもあり。
またか弱いエルフのイメージを崩壊させてしまう怪力と武術を使いこなし、圧倒的な戦闘力を持つなど、ヒーラーとエルフの固定概念を壊すヒロインでもあります。
カーラの被害者となる、哀れなる登場人物達の魅力
本編で登場してきた魔物に悪役と、カーラに関わった事により、散々な目に合う人物や、また改心した者や、さらにひどい目にあってしまった御仁など、いくつか紹介してきたいと思います。
まずカーラによって美味しさアップにされてしまったマタンゴの魔物であるオルテガイア・・・
アルヴィンに本当にヒーラーかと訊ねられ、その証拠を見せると言い、強化魔法を放つも、それを避け、オルテガイアに魔法が直撃してしまうと、凄惨なまでに被害に遭ってしまったオルテガイア。
でも禍々しい魔法に耐え、パワーアップをはたしたと、アルヴィンの前に立ちはだかるも、風味が増しただけと言われてしまう始末。
その後は弱すぎるアルヴィンを心配して仲間となり、荷物持ちになったオルテガイア。しかしまだ彼は良かった方でした。
カーラに関わってしまった次なる被害者は、とある老婆の魔女。
アルヴィンとカーラを罠に嵌め、魔法薬の材料にしようと企むも、カーラのあまりの天然過ぎる煽り体質がさく裂してしまい、自宅を滅茶苦茶にされ、自尊心も砕かれと、散々な目にあってしまうも、お詫びと、さらに追い打ちをかけるカーラの作る手料理に喰われてしまう魔女。
でもカーラの手料理に喰われ、ピチピチに若返ってしまうと、思わぬ形で幸運を手に入れたと、カーラにひどい目にあっても、最終的に幸運に恵まれると、これはまだいいケースであり、実際に酷い目に合う人物もいたりします。
その筆頭は、冒険者のブリガン。アルヴィンとカーラを煽って揶揄うつもりが、相手は煽りの達人のカーラ。
当然に煽り返されてしまい、ついには脱獄犯扱いをされてしまう始末。
アルヴィンと決闘となるも、カーラのドロップキックで昏倒させられてしまうなど、ある意味で魔物よりも恐ろしいヒーラです。
ウザ可愛いツンデレ!? アルヴィンとカーラの関係について
彼と一緒にいると楽しいと、意外な事を言ってしまうカーラ。
一見、傍若無人で唯我独尊と、我が道を迷うことなくに突き進んで生きていく、自称ヒーラーのカーラと、相手を知らずに煽ってしまい、さらにひどい目に合わせてしまい、あれ、私なんかやっちゃいました的な無自覚系なヒロインな彼女。
でも実際は、相手を見下しているのではなく、結果的にそうなってしまうと、悪意などはなく、善意で相手をひどい目に合わせてしまうだけの女の子なのです。
余計にそれがタチが悪いと思われてしまうのですが、カーラ自身は困った人を放っておくことが出来ない性分であり、どんな状況でも人助けをしようと心掛ける優しい心根の人物でもあるのです。
うっかりと呪ってしまったアルヴィンの事を、不憫に思うも、根は彼の事を心配し、また弱くて脆弱な彼を気遣うなど、根では彼の事を心配し、実は不器用ながらに優しい娘だったりするのです。
何故にアルヴィンと共に居るのかと訊ねられ、一緒にいるのが楽しいと、笑顔でそう告げる彼女。それは煽りもでもなければ、嘘でもないと、真実から告げた言葉なのでしょう。
このカーラの気持ちが、無事にアルヴィンに届けばいいのですがね。
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