「魔入りました! 入間くん」クズ両親に売られた入間くんの魔界ライフ!

魔入りました! 入間くん」は週刊少年チャンピオンにて2017年から連載されている、西修先生の作品です。

主人公の鈴木入間くんはクズな両親により召喚された悪魔サリバンに、お金と引き換えに身柄を引き渡されてしまいます。

悪魔に売られて魔界に連れてこられ、これから何をされるのか…!と怯える入間くん。

しかしサリバンの望みは「自分の孫になってくれ」というものでした。

クズ両親に育てられたとは思えないほどの超良い子で、基本的に「断る」ということができない入間くん。

流されるまま孫になる契約を交わしてしましまった入間くんは、悪魔学校「バビルス」へと入学します。

ここから入間くんの魔界生活が始まります。

個性あふれる問題児(アブノーマル)クラスの仲間たち!

人間であることがバレたくない入間くんの「目立ちたくないなあ」という発言に、バビルスの理事長であったサリバンは「目立つ問題児ばかりのクラスになれば入間くんは目立たない!」と入間くんの問題児クラス入りを決めてしまいます。

そして入学式当日から入間くんとトラブルを起こしたものの、なぜが入間の従者を自認するとになった主席入学者アスモデウス・アリス。

コミュニケーションが全力過ぎて空回りするものの、お菓子や飲み物などを自在に出せる能力に目をつけられて同級生から便利なアホ女という扱いを受けていたヴァラク・クララ。

入間くんと打ち解け、仲良くなっていたこの二人も、サリバンは入間くんの「お友達」として同じクラスに決めるのです。

問題児クラスはその名の通り曲者ぞろい。

魔王に憧れるサブノック・サブロ。

ゲーム大好きシャックス・リード。

スリの常習犯アンドロ・M・ジャズ。

座学成績学年一位アロケル・シュナイダー。

エロ紳士カイム・カムイ。

悪魔アイドル「アクドル・くろむ」の顔を隠して通学しているクロケル・ケロリ。

みんな大好き姐さんことイクス・エリザベッタ。

武士のような出で立ちのガープ・ゴエモン。

いつもアイマスクをつけて居眠りしているアガレス・ピケロ。

家の事情で常に目立たないように気配を消し続けたために、学年最後のイベントまでクラスメイトたちに存在を気づかれなかった最後の一人、プルソン・ソイ。

そして厳しい指導で生徒たちに恐れられながら、入間くんに使い魔として召喚されてしまった姿はモフモフの鳥姿という担任教師、ナベリウス・カルエゴ。

こんな問題児クラスの生徒たちが、それぞれに能力を発揮しながら入間くんと、時にはチームで、最後にはクラス全員が力を合わせてトラブルや課題を乗り越えていく姿にワクワクすること間違いなしです。

1人で4度おいしい! 入間くん四変化

悪魔には暴力的・可逆的な思想が高ぶるストレス周期「悪周期」があります。

入間くんが「悪魔のことをもっとよく知りたい」と願ったことがきっかけで、人間である入間くんが疑似悪周期に入った状態、通称「悪入間くん」が最高にカッコイイ!

クラスメイトに「いつもはお花がとんでるけど、今は黒い羽が舞ってる感じ」と評さるように、目つきは鋭く、制服の着こなしは不良風、言葉遣いもまるで別人な悪入間くん。

でも根本は変わっていないので、用務員さんに種植えを頼まれても「もうスペースないだろ」と言いつつちゃんと手伝ってあげます。

そしてクラスメイトのアクドル・くろむがライブ中に倒れた時、ステージの時間稼ぎのために買って出た、女装姿のアクドル「イルミちゃん」!

最初は恥ずかしがりながらも、だんだんノリノリになってステージを盛り上げ、メディアで「謎のアクドル」と話題になる可愛さです。

さらにはチーム戦の「アクドル大武闘会」でメンバーが足りないくろむを助けるため再び「イルミちゃん」になった入間くん。

しかし最終種目ライブ対決のテーマは「カワイイ」が売りのくろむのイメージに反する「ロック」。

チーム全員がロック風に衣装チェンジする中、入間くんも「できることは全部したい」と悪入間くんアクドルバージョン「イルミ様」に!

あまりの変わりようにアナウンサーも観客も「誰だあの美女はぁ?」と大騒ぎ。思わず拝みたくなるカッコ良さと美しさです!

もちろん普段の優しくて友達思い、そして努力する入間くんの魅力も最高です。

成長する入間くん!

始めは「人間だとバレたら食べられてしまう」と、ビクビクし、目立たないことを目標にしていた入間くん。

しかしある日、人間は保護対象であり、望めばしかるべき機関で保護され人間界に帰ることが出来ると知ります。

そこで改めて考える入間くん。

クズ両親に修羅場を連れ回され、学校にもロクに行けず、誕生日を祝ってもらったこともない人間界。

孫としてサリバンに溺愛され、アスモデウスやクララと楽しい学校生活を送っている魔界。

自分は本当に帰りたいのか…?と考えるようになります。

迷いながらも学校生活を送る中、まずは悪魔の階級を示す位階(ランク)を上げることを目標にしようと決めます。

人間界で修羅場を潜り抜け続けていた入間くんには「絶対危機回避能力」が身についていましたが、逃げるだけではランクは上がりません。

ここから入間くんは積極的にあらゆる努力を始めます。バビルスでは位階昇級対象授業の他、あらゆる行事は位階を上げる機会でもあり、その度に試練を乗り越えていきます。

そして位階「4」がかかった秋の収穫祭。

トラウマの幻影に囚われる魔術にかけられた入間くんは、アスモデウスとクララに突き放されクズ両親が迎えにくる幻覚に苦しめられます。しかしそれは、自分の居場所は魔界だと自覚するに十分な苦しみでした。

恐怖に震えながら立ち上がり、修行で身につけた魔力の弓矢で幻影を打ち抜き「僕は魔界で生きてやる」と笑ってみせる入間くんには、入学時からは想像できないほどの成長を感じるのでした。

入間くんは魔王になるのか?

入間くんが初めての位階昇級対象授業で、位階の示されたバッジが出てくるはずの「位階袋鳥」から取り出したのは「悪食の指輪」という謎の多い指輪。

測定不能と判断され位階「1」にされてしまいます。

しかし「魔王予言の書」には次の魔王の予言としてこう記されていました。

彼は異郷より舞い降りて右手に黄金の指輪を宿す」と。

誰もそのことに気づかないまま話は進みますが、1年生で位階「5」に達するなど快進撃を続ける入間くん。

そしてサリバンを含む魔界トップ3「三傑」の孫、レヴィアタン・レイヂ、ベリアール・ベリィ・ラズベリィと並び、次期魔王候補に推挙されます。

本来なら次期魔王は魔界トップ13人からなる「十三傑」から選ばれるはずですが、なかなか決まらず魔王不在が長期化していました。

そこで魔王を選ぶのではなく育てる「トリックスター計画」として、この3人が挙げられたのです。

他にも推挙していい、というサリバンの言葉に、十三傑たちはそれぞれの思惑を抱きます。

はたして、人間である入間くんが魔王になる日はくるのでしょうか?

「トリックスター計画」に巻き込まれていく問題児クラスの皆も含め、今後の波乱の展開に期待が止まりません。

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