少年サンデーに連載されていた大ヒット野球漫画のタッチに登場するキャラクターの魅力を紹介していきたいと思います。
このタッチという作品はザ青春漫画と言っていいほどの甘酸っぱい恋愛模様などが数多く存在していて、それに伴ってキャラクターの魅力も大きく膨れ上がっています。
双子の兄弟上杉達也と和也、幼馴染の浅倉南など個性的なキャラクターが揃っているので自分なりの解釈でキャラの良いところや特徴を丁寧に紐解いて書いていけたらと思います。
作品の内容にも触れてしまうかもしれないのでネタバレには注意してください。
上杉達也
この作品の主人公である上杉達也は明青学園の学生なのですが、双子の弟である和也とは違い全くのぐうたらな性格で度々幼馴染の南に叱られています。
ですが、わざとぐうたらに振る舞っているだけで運動神経のポテンシャルは弟の和也以上である部分が作中で何度も登場するので、すごく魅力的なキャラクターです。
体育祭のリレーの選手に選ばれたのですが、クラスメイト達は全く達也に期待していないのです。
和也と双子といっても普段の行いが、ぐうたらなのでどうせビリになるだろうとクラスメイト達は諦めモードです。
ですが、いざ本番になると和也のクラスとデッドヒートのいい戦いをする展開がかなりの見どころの一つです。
達也が和也をデッドヒートの末に抜き返して優勝する展開は流石としか言いようがありません。やはり双子の兄弟ですから運動神経は大体同じなので達也が活躍するのも納得できます。
最初、達也は和也に遠慮して高校ではボクシング部に入るのですが、ボクシングの腕前もかなりのもので、どんどん上手くなっていく姿が印象的です。
その後、和也が交通事故で亡くなってから野球部に入部するので、その展開にも注目です。
和也の代わりとしてピッチャーのポジションに就くのですが、ノーコントロールで全然ストライクゾーンに入らない感じがまさに達也らしいと言えます。
スピードだけは、かなりのもので高校生ながら150キロ以上を叩き出すので本当にすごいピッチャーです。
この達也のおかげで甲子園に出場して優勝まで果たしてしまうので、本当に野球の逸材と言っても過言ではありません。
上杉和也
タッチの主人公達也の双子の弟なのですが、本当にパーフェクト男というに相応しい感じです。勉強も運動も、なんでもできるので兄である達也とはかなり対照的です。
内心達也にライバル心があり片思いをしている南に積極的にアプローチする男らしさを幾度となく見せてくれます。
勉強部屋で和也は南に対して「婚約したい」という自分の気持ちを南本人に吐露するので、すごく男らしくて格好いいです。
しかし、南は達也のことが好きですごく困惑の表情を見せるので複雑なシーンですね。
中学時代から野球部のエースとして活躍しており高校生に上がってからも野球部に入り一年生ながらピッチャーを請け負う優等生である部分も魅力の一つです。
コントロールも球速もとても高く明青学園の救世主だと持て囃されるので本当に格好良くて最高のキャラクターです。
毎日下駄箱にはラブレターが大量に入れられていて達也がそのラブレターを拝借して代わりにデートに行ってしまうという展開もあり彼の存在は達也にとってはなくてはならない存在です。
こんな優秀なキャラクターなのですが物語の中盤で交通事故に遭って死んでしまうので、とてもショッキングです。しかも、命日が甲子園の地区予選決勝の日だったので本当に嫌な巡り合わせです。
和也が登板しなかったことで明青野球部は敗北してしまうので本当に和也の存在がとても大きかったことがわかります。
もし和也が死なずに地区予選の試合に臨んでいたら絶対に勝っていたと思うのでとても悔やまれますね。
浅倉南
この作品のヒロイン的なポジションが浅倉南です。野球部のマネージャーをしていて部員達のアイドル的な存在です。
とても容姿端麗で可愛らしい見た目をしていることから学校での人気投票で一位に輝くポテンシャルの持ち主です。達也のことを常に心配しており、内心好意を寄せているという部分も魅力の一つです。
野球部のマネージャーをしていたのですが、途中から新体操部と兼任していく形になるので、そこも見どころの一つです。新体操の腕前も、かなりのもので学園からホープとして注目の的になってしまう展開も面白い特徴です。
初めてのキスは達也とでボクシングの試合で負けた達也のことを励ますために初キッスを捧げてしまう優しい女の子なので、そういう部分もファンから好かれる要素になっています。
和也が死んでから達也と南の関係はかなり進展していくのですが、達也の方は和也に気負いしてなかなか南のことを受け入れられないので、そういう切ない関係も南を魅力的にさせている要素の一つになっています。
個人的には南のジャージの着方がとても好きですね。体操着の袖の部分を捲っているスタイルでとても可愛らしいです。
物語の最終回で達也と南が結ばれる展開が待ち受けているので、そういう部分を見ているとすごく幸せな気持ちになれます。
原田
上杉達也の友人の1人です。無口な男でいつも達也のことを気にかけている頼れる男です。
達也がボクシング部に入部したきっかけも原田が絡んでいるので、そこも見どころの一つです。
達也が野球部へと編入してからは、野球に対しての知識も増えてきて試合を見ていて色々と助言してくれたりするので本当に重要なキャラクターの1人です。
達也が和也の真似をして投球している姿を見て、違和感を抱く場面は必見です。女性にもかなり興味があるようでラブレターをもらいあたふたする姿にも注目です。
自分の代わりに達也にデートをしてきてほしいと頼むので、そういう人間臭い姿もとても好感が持てる部分なので、段々と原田のことが好きになること間違いなしです。
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